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✏ この記事を書いた人
navilabo
✅ 相談支援専門員として、発達障害のあるお子さんやご家族の相談支援に携わっています
✅ 自身も発達障害の子を持つ親として、日々の子育てを経験しています
✅ 仕事と実生活、両方の視点から得た気づきをこのサイトで発信しています
「何度言っても部屋が片付かない」——そんな様子に、対応の難しさを感じたことはありませんか。
相談支援専門員として、こうしたご相談を受ける中で、ADHDの子が片付けられないのは、だらしなさではなく実行機能に関わる特性が背景にあることが多いと実感してきました。
この記事では、ADHDの子が片付けられない理由と、家庭・学校でできる工夫を、専門職としての知見と支援の現場で見えてきた傾向をもとに整理します。
ADHDの子が片付けられない理由

ADHDのある子は、物事に優先順位をつけたり、段取りを立てたりする実行機能に特性があるとされています。
「片付けなさい」と言われても、どこから何をすればいいのか整理すること自体が難しく、結果として手をつけられないまま時間が過ぎてしまうことがあります。「やる気がない」わけではなく、特性からくる困難だという理解が大切です。
よくあるサイン

相談支援の現場やご家庭からの相談で、よく挙げられるサインを整理しました。
| どこから手をつければいいか分からなくなる | 物が多く散らかっていると、優先順位をつけて進めることが難しくなるとされています。 |
| 片付けても長続きしない | 一時的にきれいになっても、元の状態に戻るまでの時間が短いことがあります。 |
| 物をどこに置いたか忘れる | 決まった置き場所を作っていても、つい別の場所に置いてしまうことがあります。 |
| 途中で他のことに気を取られる | 片付けの途中で目についた物に気を取られ、作業が中断してしまうことがあります。 |
サインの現れ方には個人差があり、特定の場所(自分の部屋・ランドセルの中等)で特に強く出る子もいます。
家庭でできる工夫

家庭で取り入れられている工夫の例を紹介します。
| 収納場所を写真やラベルで示す | どこに何を戻せばいいか一目でわかるようにすることで、片付けやすくなります。 |
| 片付ける範囲を区切る | 部屋全体ではなく、机の上だけなど小さな範囲から始めることが有効とされています。 |
| 物の総量を減らす | 管理する物の数自体を減らすことで、片付けにかかる負担を軽くすることができます。 |
| 片付けをタイマーで区切る | 短い時間を区切って取り組むことで、集中力を保ちやすくなるとされています。 |
完璧に片付けることを求めるより、少しずつ整理しやすい仕組みを作る方が、無理なく続けやすいとされています。
ADHDの特性についてさらに理解を深めたい方には、次の本も参考になります。
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学校でできる合理的配慮の例

学校生活では、持ち物の置き場所を明確にする・机の中を定期的に一緒に確認するといった配慮が有効とされています。
ロッカーや机の中に物の配置図を貼る、帰りの支度の時間を少し長めに取ってもらうなど、見通しを持てる工夫を取り入れている学校もあります。担任の先生と相談しながら、少しずつ調整していくことが勧められています。
相談支援の現場でよくある工夫のケース

これまでのご相談の中で、傾向として多かった工夫をいくつか一般化してご紹介します。
ひとつは、収納ボックスに写真付きのラベルを貼ったケースです。文字だけでなく絵で示すことで、戻す場所が分かりやすくなり、片付けへの抵抗が減ったという声を聞くことがあります。
もうひとつは、片付けを「全部やる」のではなく「机の上だけ」のように範囲を区切って声をかけるようにしたケースです。小さな達成感を積み重ねやすくなったという例もあります。
すららをオススメする理由
片付けに苦手さのあるお子さんは、学習面でもプリントやノートの管理に負担を感じやすいことがあります。すららはオンライン教材のため、紙の教材のように管理する物が増えにくく、整理された画面の中で学習を進めやすいと感じています。無学年式で自分のペースを保てる点も、特性に合わせやすいポイントです。
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よくある質問
Q. ADHDの子が片付けられないのはだらしないからですか?
記事では、ADHDの子が片付けられないのは、物事に優先順位をつけたり段取りを立てたりする実行機能の特性によるものであり、だらしなさの問題ではないとされています。まずはそう理解することが対応の第一歩になるとされています。
Q. 片付けに家庭でできる工夫はありますか?
記事では、収納場所を写真やラベルで示す、片付ける範囲を区切る、物の総量を減らすといった工夫が有効だとされています。完璧に片付けることを求めるより、整理しやすい仕組みを作ることが大切だとされています。
Q. 学校ではどんな配慮をお願いできますか?
記事では、持ち物の置き場所を明確にする、机の中を定期的に一緒に確認するといった配慮が有効だとされています。担任の先生と相談しながら少しずつ調整していくことが勧められています。
まとめ

ADHDの子が片付けられないのは、実行機能に関わる特性によるものであり、だらしなさではないという理解が、対応の出発点になります。
家庭では整理しやすい仕組みを作る工夫を、学校では見通しを持てる配慮を、それぞれ積み重ねることで、少しずつ片付けやすくなっていきます。
片付けられないことを責めるのではなく、その子に合った整理の仕方を一緒に探していく姿勢を大切にしていきたいと思います。
相談窓口のご案内
お子さまやご自身の発達特性について気になることがある場合は、下記の公的な相談窓口もご活用ください。
- 発達障害ナビポータル(厚生労働省・文部科学省)
- 発達障害者支援センター一覧(国立障害者リハビリテーションセンター・お住まいの都道府県の窓口を確認できます)
- こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556(厚生労働省)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療、または専門的な助言に代わるものではありません。症状や特性でお困りの場合は、上記の相談窓口や医療機関・専門家に必ずご相談ください。また本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
