本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
✏ この記事を書いた人
navilabo
✅ 相談支援専門員として、発達障害のあるお子さんやご家族の相談支援に携わっています
✅ 自身も発達障害の子を持つ親として、日々の子育てを経験しています
✅ 仕事と実生活、両方の視点から得た気づきをこのサイトで発信しています
「パートナーのことは大切なのに、なぜかいつも疲れてしまう」——そんな思いを抱えたことはありませんか。
相談支援専門員として、日々ご相談を受ける中で、カサンドラ症候群は特定の誰かが悪いのではなく、特性の違いによるすれ違いが積み重なって起こるとされていると実感してきました。
この記事では、カサンドラ症候群とは何か、主な症状、なぜ起きるのか、一人で抱え込まないための対処法を、専門職としての知見と一次情報をもとに整理します。
カサンドラ症候群とは

カサンドラ症候群は、正式な医学的診断名ではありません。
発達障害(主に自閉スペクトラム症)の特性を持つパートナーや家族と過ごす中で、心身ともに不安定な状態になることを指す言葉として使われています。
DSM-5などの国際的な診断基準には記載されておらず、通称として広がってきたとされています。
主な症状

カサンドラ症候群として説明される症状には、次のようなものがあるとされています。
| 心身の不調 | 抑うつ状態・不眠・頭痛・無気力・情緒不安定などが現れることがあるとされています。 |
| 自己評価の低下 | 自分の受け止め方がおかしいのではないかと感じ、自己評価や自己喪失感に悩むことがあるとされています。 |
| 孤立感 | 周囲に話しても理解されにくく、一人で抱え込んでしまう孤立感が生じやすいとされています。 |
| 罪悪感 | パートナーを大切に思う気持ちと、辛さを感じる気持ちの間で、罪悪感を抱くことがあるとされています。 |
症状の現れ方には個人差があり、すべてが当てはまるわけではありません。
もっと詳しく
-
-
大人の発達障害「すぐイライラする」理由|感情との付き合い方
大人の発達障害でよくある「すぐイライラする」「感情の起伏が激しい」悩みについて解説します。性格の問題ではなく脳の特性であるという理解を軸に、相談支援専門員としての知見をもとに、仕事や家庭でできる感情との付き合い方の工夫を詳しく紹介していきます。
なぜ起きるのか|特性の違いによるすれ違い

特定の誰かが悪いという見方ではなく、脳の特性の違いから、お互いの「あたりまえ」がかみ合わず、一方が心身を消耗してしまうミスマッチとして理解されているとされています。
コミュニケーションの取り方や感情表現の違いが積み重なることで、理解されない辛さが募っていくと考えられています。
発達障害のあるお子さんとの関わり方をさらに知りたい方には、次の本も参考になります。
対処法|一人で抱え込まないために

一人で抱え込まないために、次のような対処法が挙げられています。
| 限界を感じたら無理をしない | 心身の負担が大きいと感じた時は、無理をせず距離を取る時間をつくることが勧められています。 |
| 第三者に入ってもらう | 夫婦間だけで解決しようとせず、カウンセラーや相談支援の専門家など第三者が関わることが勧められています。 |
| 精神科・心療内科への相談 | 症状が続く場合は、まず自分自身の心身の状態について医療機関に相談することが勧められています。 |
| 放置しないこと | 放置するとうつ病などより深刻な状態につながる可能性があるため、早めの相談が勧められています。 |
どちらか一方だけが我慢する関係ではなく、お互いが支えられる仕組みを整えていくことが大切だとされています。
もっと詳しく
-
-
大人の発達障害の診断を受けるには|流れ・費用・病院の選び方
大人になってから発達障害を疑ったとき、どこに相談すればよいか、どんな検査を受け、費用や期間はどのくらいかかるのか不安に感じる方は多いものです。相談支援専門員としての知見と一次情報をもとに、診断までの流れを初めての方にも分かりやすく丁寧に整理して紹介します。
相談支援の現場でよくあるケース
これまでのご相談の中で、傾向として多かった事例をいくつか一般化してご紹介します。
ひとつは、パートナーの言動に長年「自分が悪いのでは」と悩んでいた方が、カサンドラ症候群という言葉を知ったことで、自分を責める気持ちが少し軽くなった、というケースです。
もうひとつは、夫婦だけで解決しようとせず、カウンセリングや相談支援の場を取り入れたことで、それぞれの特性への理解が進み、関係が落ち着いていった、という声です。
第三者の視点が入ることで、お互いの負担が軽くなると感じています。
Neuro Diveをオススメする理由
パートナーの仕事上のストレスが、家庭内のすれ違いに影響していると感じる場合もあります。
特性に理解のある職場環境を見つけることは、パートナー本人の安定だけでなく、家庭内の負担を減らす一つの選択肢になり得ると感じています。
よくある質問
Q. カサンドラ症候群とは何ですか?
記事では、カサンドラ症候群は正式な医学的診断名ではなく、発達障害の特性を持つパートナーや家族と過ごす中で心身ともに不安定な状態になることを指す通称とされています。DSM-5などの診断基準には記載されていません。
Q. カサンドラ症候群はパートナーのせいなのですか?
記事では、特定の誰かが悪いという見方ではなく、脳の特性の違いからお互いの「あたりまえ」がかみ合わず、一方が心身を消耗してしまうミスマッチとして理解されているとされています。
Q. つらいと感じたらどうすればいいですか?
記事では、一人で抱え込まず、カウンセラーや相談支援の専門家など第三者に入ってもらうこと、症状が続く場合は精神科・心療内科に相談することが勧められています。放置するとうつ病などより深刻な状態につながる可能性があるため、早めの相談が大切だとされています。
まとめ

カサンドラ症候群は、どちらかが悪いのではなく、特性の違いによるすれ違いから生じるとされています。
一人で抱え込まず、第三者の力も借りながら、お互いが無理をしすぎない関係を目指してみてください。
相談窓口のご案内
心身の不調が続く場合や、関係について悩んでいる場合は、下記の窓口もご活用ください。
- かかりつけの精神科・心療内科
- お住まいの市区町村の保健センター・女性相談窓口
- 発達障害ナビポータル(厚生労働省・文部科学省)
- 発達障害者支援センター一覧(国立障害者リハビリテーションセンター・お住まいの都道府県の窓口を確認できます)
- こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556(厚生労働省)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療、または専門的な助言に代わるものではありません。カサンドラ症候群は正式な医学的診断名ではなく、通称として使われている言葉です。心身の不調や関係の悩みでお困りの場合は、上記の相談窓口や医療機関・専門家に必ずご相談ください。また本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
