本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
✏ この記事を書いた人
navilabo
✅ 相談支援専門員として、発達障害のあるお子さんやご家族の相談支援に携わっています
✅ 自身も発達障害の子を持つ親として、日々の子育てを経験しています
✅ 仕事と実生活、両方の視点から得た気づきをこのサイトで発信しています
「就労移行支援」と「就労継続支援」、名前は似ていますが、実は目指すゴールがまったく違う制度です。
相談支援専門員として、この2つを混同したまま事業所を選んでしまい、後から「思っていたのと違った」と相談を受けることが少なくありません。
この記事では、専門職としての知見と、これまでのご相談で見えてきた傾向をもとに、それぞれの違いと選び方のポイントを整理します。
なぜこの2つが混同されやすいのか

どちらも「福祉サービスを使って働く」という点は共通しているため、名前だけで判断すると混同しやすい制度です。
しかし、就労移行支援は一般企業への就職を目指す訓練の場であるのに対し、就労継続支援はA型・B型ともに働く場そのものであるという違いがあります。
就労移行支援とは

就労移行支援は、一般企業への就職を目指す方が、働くために必要なスキルや自己理解を身につける訓練を受けられるサービスです。
利用期間は原則2年以内とされており、通所しながらビジネススキルの習得や職場実習、就職活動のサポートを受けられます。
ただし、スキルの習得や実習、就職活動のサポートを受ける場所なので、収入はありません。
就労継続支援A型・B型とは

就労継続支援は、一般企業への就職がすぐには難しい方が、働く場を得られるサービスです。A型は事業所と雇用契約を結んで働き、B型は雇用契約を結ばず作業内容に応じた工賃を受け取ります。
| 目的 | 就労移行支援は一般企業への就職を目指す訓練の場、就労継続支援は働く場そのものという違いがあります。 |
| 雇用契約 | A型は事業所と雇用契約を結び、B型は雇用契約を結ばず作業に応じた工賃を受け取る仕組みとされています。 |
| 賃金の性質 | 就労移行支援は訓練期間中で工賃が出ない場合が多く、A型は最低賃金が保証され、B型は工賃制になります。 |
| 利用期間 | 就労移行支援は原則2年以内という期限があり、継続支援は期限を設けずに長く利用できる点が異なります。 |
相談支援の現場でよくある選び方のケース

これまでご相談を受けてきた中で、傾向として多いパターンをいくつか一般化してご紹介します。
ひとつは、体調の波が大きく、決まった日数の通所が難しいという理由で、まずは工賃制のB型からスタートし、生活リズムが整ってから就労移行支援へ移行するケースです。
もうひとつは、事務職への就職を明確に希望しており、パソコンスキルの習得や職場実習を経て一般就労を目指すために、はじめから就労移行支援を選ぶケースです。
どちらが正解ということではなく、現在の体調や生活リズム、目指したい働き方によって適した選択肢が変わるという点が共通しています。
制度選びと合わせて、日々の働き方の工夫について整理したい方には、次の本も参考になります。
📖 おすすめの本: 『大人の発達障害 働き方のコツがわかる本』🎧 この分野の本はAudibleでも聴けます(30日間無料)
選ぶときに確認すべきポイント

制度の違いを理解したうえで、実際に事業所を選ぶ際に確認しておきたいポイントを整理しました。
| 今すぐ働きたいか、準備期間が必要か | 就労移行支援は訓練期間があるため、すぐに収入を得たい場合はA型・B型の方が現実的な場合があります。 |
| 一般就労を目指すか、働く場を確保したいか | 一般企業への就職が目標なら就労移行支援、まずは働く経験や居場所を重視するなら継続支援が候補になります。 |
| 体調や特性に波があるか | 体調の波が大きい場合、通所日数や作業量を柔軟に調整できる事業所かどうかを事前に確認することが勧められています。 |
自分に合った制度を選ぶうえで、実際に就労移行支援を利用してみたいと感じた方は、まず無料の説明会で詳しい情報を確認してみることをおすすめします。
もっと詳しく
-
-
【どうなの?マナビー】就労移行支援事業所の評判!大人から学び直しと在宅就労支援
「もう大人だから」「今さら遅い」と感じていませんか? 人生100年時代と言われる現代では、大人になってからの学び直しは決して遅くありません。 むしろ、自分の特性やペースに合った環境でスキルを身につけ、自分らしい働き方を見つけるチャンスです。 特に、発達障害や精神障害などの特性を持
よくある質問
Q. 就労移行支援と就労継続支援はどちらを選べばいいですか?
記事では、一般企業への就職を目指すなら就労移行支援、まずは働く場を確保したい・体調に波があるなら就労継続支援A型・B型が候補になるとされています。現在の体調や生活リズム、目指したい働き方によって適した選択肢が変わるとされています。
Q. 就労継続支援A型とB型の違いは何ですか?
記事では、A型は事業所と雇用契約を結び最低賃金が保証されるのに対し、B型は雇用契約を結ばず作業内容に応じた工賃を受け取る仕組みだとされています。
Q. 就労移行支援から就労継続支援に変更することはできますか?
記事では、体調やライフステージの変化に応じて利用するサービスを見直すケースが相談支援の現場でも見られるとされています。詳細は自治体や相談支援事業所に確認することが勧められています。
まとめ

就労移行支援と就労継続支援は、名前は似ていても目指すゴールが異なる制度であることが整理できました。
一般就労を目指すか、まずは働く場を確保したいかという軸で考えると、自分に合った選択肢が見えやすくなります。
迷ったときは、お住まいの自治体の窓口や相談支援事業所に相談しながら、体調やペースに合った制度を選んでいただければと思います。
相談窓口のご案内
お子さまやご自身の発達特性について気になることがある場合は、下記の公的な相談窓口もご活用ください。
- 発達障害ナビポータル(厚生労働省・文部科学省)
- 発達障害者支援センター一覧(国立障害者リハビリテーションセンター・お住まいの都道府県の窓口を確認できます)
- こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556(厚生労働省)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療、または専門的な助言に代わるものではありません。症状や特性でお困りの場合は、上記の相談窓口や医療機関・専門家に必ずご相談ください。また本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
