基礎固めの療育

視覚支援とは|絵カードやスケジュール表の使い方

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✏ この記事を書いた人

navilabo
✅ 相談支援専門員として、発達障害のあるお子さんやご家族の相談支援に携わっています
✅ 自身も発達障害の子を持つ親として、日々の子育てを経験しています
✅ 仕事と実生活、両方の視点から得た気づきをこのサイトで発信しています

「口で何度言っても伝わらない」「予定が変わると不安定になってしまう」——そんなお悩みに、対応の難しさを感じたことはありませんか。

相談支援専門員として、日々ご相談を受ける中で、言葉だけで伝えるより、目で見て分かる形で示す方が、お子さんが理解しやすくなる場面は多いと実感してきました。この関わり方が視覚支援です。

この記事では、視覚支援の考え方、絵カードやスケジュール表などの種類と使い方、家庭での始め方を、専門職としての知見と支援の現場で見えてきた傾向をもとに整理します。

視覚支援とは|目的と考え方

視覚支援とは|目的と考え方のイラスト

視覚支援とは、言葉で伝えるだけでなく、絵・写真・文字・実物などの目に見える形で情報を示す支援のことです。

話し言葉はその場で消えてしまいますが、目に見える形にしておけば、何度でも確認できます。発達障害のあるお子さんは、耳で聞いた情報を覚えておくことや、見通しを持つことに難しさがある場合があり、視覚的な手がかりが理解を助けるとされています。

自閉症支援の分野では、環境や手順を分かりやすく整える考え方を構造化と呼びます。視覚支援は、その代表的な方法のひとつです。

視覚支援が役立つ場面

視覚支援が役立つ場面のイラスト

ご家庭で困りごとが起きやすい場面と、視覚支援の使い方の例を整理しました。

朝の身支度 困りごと:何から始めればよいか分からず、手が止まってしまう。
支援の例:支度の手順を写真やイラストにして、順番に並べて見せる。
予定の変更や行事 困りごと:見通しが持てず、不安が強くなる。
支援の例:その日の予定を絵カードやホワイトボードで、前日や当日の朝に見せる。
遊びから食事への切り替え 困りごと:終わりが分からず、切り替えが難しい。
支援の例:タイマーで残り時間を見せ、次の行動を示すカードを渡す。
ルールの理解 困りごと:口頭の注意だけでは伝わりにくい。
支援の例:ルールを短い文とイラストで紙に書き、見える場所に貼る。

特性の出方や理解しやすい形は、お子さんによって異なります。どの場面でも、叱るためではなく、分かりやすく伝えるための道具として使うことが基本です。

主な視覚支援の種類と使い方

主な視覚支援の種類と使い方のイラスト

視覚支援にはさまざまな形があります。よく使われるものをまとめました。

絵カード・写真カード 行動や物を絵や写真で示します。言葉での理解が難しい時期でも伝えやすいとされています。
スケジュール表 一日の予定を順番に並べて示します。次に何をするかが分かり、見通しを持ちやすくなります。
タイマー 時間の経過を色や形の変化で見せるものです。終わりまでの時間を目で確認できます。
手順表 支度や片付けなどを、やる順番に並べたものです。一つずつ終えたら印をつける形もあります。
ルール表 守ってほしいことを、短い文とイラストでまとめたものです。行動の前に見返せるよう、目につく場所に置きます。

すべてを揃える必要はありません。お子さんの困りごとに合わせて、必要なものから取り入れます。

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家庭での始め方とコツ

家庭での始め方とコツのイラスト

家庭で取り入れるときは、小さく始めて、少しずつ広げることが勧められています。

1. 場面を一つに絞る まずは朝の支度など、困りごとが多い場面を一つ選びます。全部を一度に変えようとしないことが大切です。
2. 子どもに合う形を選ぶ 実物、写真、イラスト、文字の順に、お子さんが理解しやすい形を選びます。理解度に合わせて変えていきます。
3. 一緒に作る カードを選ぶ、並べるといった作業をお子さんと一緒に行うと、自分のものという意識が生まれやすいとされています。
4. 使いながら見直す 使ってみて分かりにくい点があれば、形や数を調整します。成長に合わせて更新していくことも必要です。

手作りでも、インターネット上で公開されている素材を活用しても構いません。お子さんが普段使っている物の写真を使うと、分かりやすくなることがあります。

発達障害のあるお子さんとの関わり方をさらに知りたい方には、次の本も参考になります。

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うまくいかないときの見直しと、学校や園への共有

うまくいかないときの見直しと、学校や園への共有のイラスト

視覚支援を始めても、すぐに定着するとは限りません。うまくいかないときは、次の点を見直してみてください。

見てくれない 見せる場所やタイミングを見直します。声をかけながら指で示すと、気づきやすくなることがあります。
内容が伝わっていない 情報が多すぎないか確認します。文字を減らす、写真に変えるなど、形を変えてみます。
カードが増えて混乱する 使うカードの数を絞ります。今必要な場面のものだけを出すようにします。
カードがないと動けない 少しずつ場面を広げ、慣れてきたら頻度を調整します。焦らず、その子のペースを大切にします。

また、家庭で使っている方法は、担任の先生や園の職員に共有しておくと、場所が変わっても同じ手がかりで過ごせるようになります。学校での支援の計画づくりについては、相談支援専門員や特別支援教育コーディネーターに相談することもできます。

相談支援の現場でよくあるケース

これまでのご相談の中で、傾向として多かった事例をいくつか一般化してご紹介します。

ひとつは、朝の支度の順番を写真で並べて示したところ、声かけの回数が減り、保護者の方の負担も軽くなったという声です。

もうひとつは、予定の変更が苦手なお子さんに、変更をあらかじめ書き込んでおける予定表を使い始めたところ、急な変更があっても落ち着いて受け止めやすくなったというケースです。

すららをオススメする理由

視覚支援と同じく、学習でも次に何をするかが分かりやすいと取り組みやすくなります。すららは無学年式で、画面の案内に沿って学習を進められるため、見通しを持ちやすいと感じています。自分のペースで進められる点も、特性に合わせやすいポイントです。

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よくある質問

Q. 視覚支援は何歳から使えますか?

記事では、年齢に決まりはなく、お子さんの理解度に合わせて実物、写真、イラスト、文字と形を変えて使うとされています。理解しやすい形はお子さんによって異なるため、様子を見ながら調整することが勧められています。

Q. 絵カードは手作りしないといけませんか?

記事では、手作りでも、インターネット上で公開されている素材を活用しても構わないとされています。お子さんが普段使っている物の写真を使うと分かりやすくなることがあると紹介されています。

Q. 学校や園でも使ってもらえますか?

記事では、家庭で使っている方法を担任の先生や園の職員に共有しておくと、場所が変わっても同じ手がかりで過ごしやすくなるとされています。学校での支援については、相談支援専門員や特別支援教育コーディネーターに相談する方法も紹介されています。

まとめ

まとめのイラスト

視覚支援は、言葉だけでは伝わりにくいことを、目で見て分かる形にして伝える支援です。

場面を一つに絞って小さく始め、お子さんに合う形を一緒に探しながら見直していくことが、無理なく続けるための出発点になります。効果の現れ方には個人差があるため、焦らず取り組んでみてください。

うまくいかないときは、一人で抱え込まず、相談支援専門員や療育機関に気軽に相談してみてください。

相談窓口のご案内

お子さまの発達特性や関わり方について気になることがある場合は、下記の公的な相談窓口もご活用ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療、または専門的な助言に代わるものではありません。効果の現れ方には個人差があります。症状や特性でお困りの場合は、上記の相談窓口や医療機関・専門家に必ずご相談ください。また本記事にはアフィリエイト広告を含みます。

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