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navilabo
✅ 相談支援専門員として、発達障害のあるお子さんやご家族の相談支援に携わっています
✅ 自身も発達障害の子を持つ親として、日々の子育てを経験しています
✅ 仕事と実生活、両方の視点から得た気づきをこのサイトで発信しています
「朝になると学校に行きたくないと言う」「玄関で動けなくなってしまう」——そんな様子に、どう向き合えばよいか悩んでいませんか。
相談支援専門員として、日々ご相談を受ける中で、自閉症のお子さんの行き渋りは、わがままや怠けではなく、学校での緊張や疲れが積み重なった結果であることが多いと実感してきました。
この記事では、行き渋りの背景、よくあるサイン、家庭での関わり、学校と共有したい配慮、相談先を、専門職としての知見と支援の現場で見えてきた傾向をもとに整理します。
自閉症の子が学校に行きたがらない背景

行き渋りの理由は一つとは限りませんが、自閉症の特性が背景に関わっていることがあります。
たとえば、教室の音や光、においなどの刺激で疲れやすい感覚の過敏さ、予定の変更に対応しにくい見通しの持ちにくさ、友達との距離感や暗黙のルールによる対人関係の負担などが挙げられます。学校で頑張りすぎた疲れが、家に帰ってから出ることもあります。
一方で、いじめ、体調、学習面のつまずき、先生との関係など、特性以外の要因が関わっていることもあります。原因を一つに決めつけず、本人の様子をよく見ることが大切です。
よくあるサインと原因の探し方

相談の現場でよく聞かれるサインと、背景として考えられることを整理しました。
| 朝の支度 | サイン:布団から出られない、腹痛や頭痛を訴える。 背景として考えられること:登校前の緊張が強く、見通しへの不安が高まっている。 |
| 登校途中や校門 | サイン:立ち止まる、泣く、引き返そうとする。 背景として考えられること:人混みや音などの刺激、教室に入ることへの不安。 |
| 帰宅後 | サイン:疲れて寝込む、家で荒れやすい。 背景として考えられること:学校で頑張りすぎた疲れが出ている。 |
| 行事や時間割変更の前後 | サイン:前日から落ち着かない、朝に強く抵抗する。 背景として考えられること:予定の変化への対応が難しく、見通しが持てない。 |
体調不良の訴えは、実際に体調が悪い場合もあります。続くときは、医療機関に相談してみてください。
サインの現れ方は一人ひとり異なります。いつ、どんな場面で強く出るかを記録しておくと、原因の手がかりになり、学校との相談にも役立ちます。
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家庭でできる関わり

家庭では、行き渋りを責めず、本人が安心できる状態を整えることが基本とされています。
| 責めずに話を聞く | 理由をうまく言葉にできないこともあります。はい・いいえで答えられる聞き方や、絵や選択肢を使うと伝えやすくなります。 |
| 朝の見通しを整える | 支度の順番や一日の予定を、目で見て分かる形で示します。 |
| 帰宅後の休息を確保する | 帰宅後に静かに過ごせる時間を用意し、疲れを回復できるようにします。 |
| 小さな一歩を認める | 校門まで行けた、支度ができたなど、小さな一歩を認めることで、本人の自信につながりやすくなります。 |
朝の見通しを整える方法については、視覚支援とは|絵カードやスケジュール表の使い方の記事も参考にしてください。
お子さんの様子に悩む保護者の方の気持ちを少し楽にしたい方には、次の本も参考になります。
📖 おすすめの本: 『発達障害の子を持つ親の心が楽になる本』🎧 この分野の本はAudibleでも聴けます(30日間無料)
学校と共有したい配慮

学校には、家庭での様子と、本人が苦手な刺激や場面を具体的に伝えておくと、配慮を検討してもらいやすくなります。共有したい配慮の例を整理しました。
| 静かに休める場所 | 刺激が強いときに落ち着ける場所として、保健室や別室を使えるかを相談します。 |
| 予定の事前提示 | 時間割や行事の変更を、事前に見える形で伝えてもらうようお願いします。 |
| 座席や環境の調整 | 音や光の刺激が少ない席への配慮など、教室環境の調整を相談します。 |
| 登校方法や時間の調整 | 登校時間をずらす、途中まで付き添うなど、負担の少ない形を学校と一緒に探します。 |
| 家庭との情報共有 | 連絡帳や面談で、家庭での様子と学校での様子を共有し合います。 |
話し合った内容は、個別の指導計画に記載してもらうと、担任が替わっても学校全体で引き継ぎやすくなります。
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学習障害のある子のために学校で作成される「個別の指導計画」について解説します。記載される主な内容を整理したうえで、相談支援専門員としての知見をもとに、作成から活用までの流れや保護者が確認しておきたい具体的なポイントまであわせて詳しく紹介していきます。
休むことも選択肢|相談先と使える支援

心身の負担が大きいときは、休養を優先することも大切な選択肢です。国の方針でも、登校することだけを目標にせず、子ども本人の状況に応じた支援を行うとされています。
ただし、休むかどうかの判断はお子さんの状態によって異なり、一律には決められません。学校や専門家と相談しながら、本人に合う形を探していきます。
相談できる窓口と、その役割をまとめました。
| 担任・特別支援教育コーディネーター | 学校での様子の確認や、配慮の相談ができます。最初の相談先として一般的です。 |
| スクールカウンセラー | 本人や保護者の気持ちの整理を手伝ってもらえます。学校を通じて相談できます。 |
| 教育支援センター | 市区町村の教育委員会が設置しており、学校以外の学びの場として利用できる場合があります。 |
| 相談支援専門員・障害児相談支援事業所 | 福祉サービスの利用や、学校を含めた支援の調整について相談できます。 |
| 発達障害者支援センター・医療機関 | 特性や体調面の相談ができます。必要に応じて小児科や児童精神科への受診も検討します。 |
放課後の居場所や療育の場を探している場合は、放課後等デイサービスとは|利用条件・費用・選び方の記事も参考にしてください。
相談支援の現場でよくあるケース
これまでのご相談の中で、傾向として多かった事例をいくつか一般化してご紹介します。
ひとつは、朝の見通しを整え、登校前の刺激を減らしたところ、朝の負担が軽くなったという声です。
もうひとつは、いったん休養を取り、学校と配慮を話し合ったうえで、別室での登校など、段階的に学校とのつながりを戻していったというケースです。本人のペースに合わせた進め方が、負担を小さくすることにつながったとされています。
すららをオススメする理由
学校を休んでいる間も、学びを止めたくないというご相談をよくいただきます。すららは無学年式で、自宅で自分のペースで学習を進められます。自宅での学習を学校の出席扱い制度につなげたケースも報告されているとされていますが、出席扱いとして認められるかどうかは、学校長の判断や自治体・学校によって異なります。事前に学校へ相談してみてください。
よくある質問
Q. 学校に行きたがらないのは自閉症が原因ですか?
記事では、自閉症の特性が背景に関わっていることはあるものの、原因は一つとは限らず、いじめ、体調、学習面のつまずきなど特性以外の要因もあるとされています。決めつけずに本人の様子をよく聞き、必要に応じて専門機関に相談することが勧められています。
Q. 無理にでも登校させたほうがよいですか?
記事では、一律には決められず、心身の負担が大きいときは休養を優先することも大切な選択肢とされています。学校や専門家と相談しながら、本人に合う形を探すことが勧められています。
Q. 学校には何を伝えればよいですか?
記事では、家庭での様子、苦手な刺激や場面、見通しを持てる工夫を具体的に伝えることが勧められています。話し合った内容は個別の指導計画に記載してもらうと、担任が替わっても引き継ぎやすくなるとされています。
まとめ

自閉症の子の行き渋りは、学校での緊張や疲れが積み重なった結果であることが多く、責めずに背景を探ることが出発点になります。
家庭では安心できる状態を整え、学校とは具体的な配慮を共有し、必要なときは休養も選択肢に入れながら、本人に合う形を探していきます。
一人で抱え込まず、学校や相談支援専門員、発達障害者支援センターなどに、早めに相談してみてください。
相談窓口のご案内
お子さまの学校生活や発達特性について気になることがある場合は、下記の窓口もご活用ください。
- お子さまの通う学校(担任・特別支援教育コーディネーター・スクールカウンセラー)
- お住まいの市区町村の教育委員会・教育支援センター
- 発達障害ナビポータル(厚生労働省・文部科学省)
- 発達障害者支援センター一覧(国立障害者リハビリテーションセンター・お住まいの都道府県の窓口を確認できます)
- こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556(厚生労働省)
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的な診断・治療、または専門的な助言に代わるものではありません。行き渋りの背景には、特性以外の要因が関わっていることもあります。症状や特性でお困りの場合は、上記の相談窓口や医療機関・専門家に必ずご相談ください。また本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
